書きかけのブログ

詰将棋について書くことがあれば書きます

詰将棋みたいな手より

詰工房で芹田さんが面白い将棋を紹介していた。

便宜上先後を正して下図。

ここで13角!

以下、同玉、24銀、同銀、23金、同玉、24歩、同玉、25歩、同玉

17桂では1歩不足なので、36金とこじあけて、同歩、45龍、35銀、17桂、24玉、35龍、同玉、36歩と進み

ここで実戦は同玉と取ってしまったので先手が勝ったが、実は45玉と逃げれば詰まなかった。 戻って最初の図、好手に見えた13角では詰まないのだ。

それでは先手負けかというとさにあらず。ここで31龍が13角を上回る妙手。

同玉に42銀、同玉、44香、43角限定合、同香成、同玉で前に利く駒が足りなそうだが

65角と打てば54香合とするほかなく、同角、同歩で角から香に持駒変換した計算。奪った香を44香と打てば以下変化はあるが詰んでいる。

芹田さんによれば13角は偽作意とのこと。よくできた作品である。