「歩武の駒」って私の詰将棋が載っている漫画だな。
— EOG (@EOG10) October 15, 2015
「歩武の駒」というマンガに詰将棋が載っているというので買ってきた。 5巻(2000年6月初版)の45話「ホワイトバレンタイン」。以下、軽くネタバレ。
主人公とヒロインはどちらも奨励会員だ。 ある年のバレンタイン、ヒロインは密かに思いを寄せる主人公のために40枚の駒を全てチョコで作り、 81マスに仕切られた箱に指し始めの形に並べてプレゼントしようとする。
ところが目を離した隙に他の人がチョコを食べてしまい、実戦初形には駒が足りなくなってしまう。 落ち込むヒロインにチョコを食べた人が代案として示したのが下記の形だ。
25龍、35角、34銀不成、55玉、35龍、同桂、33角成、64玉、 65歩、同金、53角、同玉、65桂、64玉、63金、65玉、 66馬、54玉、84飛、74桂、同飛、同歩、46桂、同香、 43銀引不成、 まで25手詰
序盤に移動合、収束に限定合が入って詰め上がりはハートの形。 盤の端は使わず不動駒も1枚だけと、とても現代的な曲詰だが、手数の割りに難しいので解いてる間にチョコが解けてしまいそうだ。
結局はこのあとも食べられたりなんだりで駒は減り続け、ハートも作れなくなったヒロインは別の手段に打って出るのだが――
例によってここから買われても、私には何の利益もありません。