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書きかけのブログ

詰将棋について書くことがあれば書きます

詰工房に行ってきました

2015年は詰将棋をやろうと思って10年振りくらいに詰工房に行ってきました。

いまの詰工房では春霞賞という構想作に授与する賞の選考も毎月行っているらしく、久々に詰将棋を始めた身には勉強になってありがたかったです。

今月の候補作から自分が投票したものを。

2014年10月発表 久保紀貴氏作

「所謂成るための不成」だそうです。 いわゆると言うからには、ままある筋なんでしょうか。 私は初めて見ました。

42香、同玉、12龍、22歩合、同龍、32歩合、53金、41玉

22歩合は33角成の防ぎですが、31を埋めての打歩詰誘致にも見えるのでなんとなく変な感じ。72歩はその変化に備えた駒で、72、62、63のカタマリ感が見た目にはちょっと惜しいかなあ。

21龍、31桂合、同龍、同玉、22角生、21玉、11角成、31玉

22角生に41玉と逃げると、33桂で打歩詰が打開されるので、受方は角を成らせに21によろけます。個人的にはこれは不利逃避だと思ってますが、詰工房では違うと言ってる人もいました。細かいことは知りません。

馬にされたせいで再び22馬と入ると打歩詰を打開できなくなりますが、逆に、馬にされたせいで21に利きができたので今度はそれを利用して打歩詰を打開します。

22歩成、41玉、31と、同玉、21香成、41玉

33桂、同歩、42歩、32玉、22馬迄。

22が馬だと受方は嬉しいけど、11が馬だと攻方が嬉しいという、その辺がパラドキシカルでよくできていると思いました。

ただ、短打もどきの初手や左辺の捌けない駒たちに、もう少しどうにかならなかったのかなーという思いも抱えつつ、とはいえこれで発表されたんだから、きっとこの配置がベストなんでしょうね。私の今月の春霞賞投票作でした。