前回、忘れたと書いた流さんとの合作の図を @oyamamayo さんに教えてもらいました。
@sasikake もう一つの合作の図面が見つかったので、貼らせて頂きます。
上田・若島合作の四桂連合並みの構想だと思うのですが、当時は何故か話題になりませんでしたね。 pic.twitter.com/HQtMkQgBj8
— 小山真代 (@oyamamayo) January 28, 2015
流崎。氏作
67龍、63歩
これしかないだろうという初手に対して、まあ、普通に応じれば63歩合ですが、これには51歩成から露骨に右辺を追いかけて。
51歩成、同玉、41馬、同玉、42歩、32玉、41銀、23玉、 13と、24玉、14と、25玉、15と、26玉、16と、27玉、 18銀、38玉、29金、49玉、59金、同玉、58龍迄
このとき63歩合が66桂合なら、最後の58龍を同桂成と取って詰みません。
そこで戻って2手目66桂合。
67龍、66桂
これは取るしかありません。
同龍
ここでも再び63歩合などとすると先程同様に右辺を追いかけて59金、同玉、57龍から詰みます。玉方は57龍を防いで65桂合とするしかなく。
65桂
以下、まったく同じ理屈で桂馬を龍に接して合駒し続けます。
同龍、64桂、同龍、63桂
これで63龍とも取れず、右辺を追いかけまわして55龍とすることもできなくなりましたが、その代わりに桂馬を3枚手に入れたので、それを利用して以下収束します。
51歩成、同玉、62と、同玉、74桂、52玉、54龍、53金、 64桂、61玉、72桂成、同玉、82桂成、61玉、62銀、同玉、 51銀、61玉、73桂、52玉、41馬
作意でも結局右辺を追いかけることになるのが、バカバカしくて自分は気に入ってます。
同玉、42歩、32玉、41銀、23玉、13と、24玉、14と、 25玉、15と、26玉、16と、27玉、18銀、38玉、29金、 49玉、59金迄。
連続合の意味付けとしては前例が無いのではないかと思っているのですが、ちゃんと調べたわけではないので分かりません。同じ理屈で生飛に四銀連合とかもできるはずです。どうしても構図が大仰になるので、あまりやる気がしません。