2025-01-01から1年間の記事一覧
2003年7月 濱田博 35桂、27飛、22歩、31玉、43桂不成、41玉、51桂成、同玉、 42成桂、まで9手。 2手目27桂合の逆王手は品切れで打てない。他の何を合駒しても同香とは取れないので、普通は24歩合くらいで済ませたいところだが、以下22歩、31玉、23桂生の詰み…
昨日のポストで、藤井聡太の合駒動かしがなかなか見つからなかったと書いたところ、これもあるぞと早速教えていただけた。 まずは芹田さんに教えてもらった作品。 2016年11月 藤井聡太 愛知県知事に手渡した色紙に書いてあった作品。合駒動かしを意図して作…
Twitterに書いた詰将棋マニアクイズを書き留めておく。 【問題】歴代の看寿賞受賞作のなかで、タイトルに「帰」の字が入る作品を3つ挙げよ。 正解は「父帰る」「帰去来」「百千帰」の3つ。まず超有名作の「父帰る」、あとは世代によって1984年発表の「帰去来…
2025年4月 中14 芹田修 59香、58歩、同香、57桂、65馬、46玉、49龍、同桂成、 47歩、同龍、55馬、まで11手。 初形歩無しから中合の歩を取って打歩詰。龍まわりを阻止して桂合が出るが、それでも龍を捨てることで打歩が打開される。この合駒の有機的な繋がり…
2025年3月 幼2 井上貴裕 31金、22玉、32金打、同銀、21金、同銀、23金、まで7手。 上部に逃げられそうだけど、実は逃がしても角の後ろの利きで捕まるので気にせず尻金でよい。そしてそれを2回繰り返す。打った金を21金とすり寄る味が良いでしょう。 2025年3…
2025年2月 山田康平 39香、26玉、36馬、17玉、47飛成、28玉、55角、39玉、 66角、28玉、17龍、同玉、39角、同龍、27馬、まで15手。 収束5手からの逆算だろうか。邪魔駒の39香を置いて、原型消去の4手を追加。さらに香を打つ序をつけた。詰め上がりに残る攻方…
詰パラを読んでいると、たまに「同じアイデアさえあれば、誰が作ってもこうなっただろう」と言いたくなるほど高い完成度の、お手本のような詰将棋に出会うことがある。もちろんそのアイデアを思いついて図化した作者がすごいのだけど、誰が作ってもこうなる…
令和6年度看寿賞長編賞 井上徹也 「天月舞」に始まり令和5年度受賞作の「静かの海」まで続く飛車の再帰連取り趣向の最新作だ。まず飛車の再帰連取りとは何かという基本から。いきなり97手目に飛ぶ。 74歩に狙いをつけて73飛と打ったところだ。ここから53歩、…
全国大会でやった看寿賞の渡辺作と井上作の解説が思いのほか好評だった。せっかくなのでここに記録しておく。 令和6年度看寿賞中編賞 渡辺直史 この作品の構造を理解する手助けとして、詰ナビさんが先月YouTubeで発表された作品が絶好の素材なので、まずはそ…
10年前に片山作が看寿賞を取ったとき、新規性や難解さを追い求めていない好形好手順の短編でも完成度の高さで看寿賞を取れるのかと、いい意味で驚いた。 たしかに、好形好手順には時を超える永遠の輝きがあるようにも思う。その系譜に自分の作品が加われるな…
【問】大駒を2枚捨てる5手詰を作るとしたら、どういう作品にしますか。 柳原 飛の限定打×2。自作で言えばこれとかです。(1985年3月詰パラ) 久保 だいぶ縛りがきついですね。2枚大駒捨てるならでかい動きにするのかな。(受方11玉、19飛、31歩、攻方23銀、8…
【問】第6回詰将棋創作キッズチャレンジA部門の課題「両王手が登場する3~9手詰」の最優秀賞に輝いた鈴木蒼大作をどう見ますか。 柳原 最初から持駒に桂があれば29桂~57龍の手順は真っ先に浮かぶような構図である。2手目同香には13龍の残像を見せておき、作…
シナトラくん発案のイメージと読みの詰棋観をやってみました。 この企画を拡張した、「イメージと読みの詰棋観」、詰パラでやりませんか? https://t.co/7IIHcFNMjO— シナトラ (@Sinatra57496354) 2024年9月23日 回答に協力していただいたのは柳原裕司さん、…
詰パラ5月号で藤井聡太さんが初入選作の改良図を発表してましたね。元の図はこれです。 2013年10月 藤井聡太 改良図は5月号で見てもらうとして、で、この改良図は確かに良くなってると思うんだけど、それを詰将棋マニアじゃない人にも理解してもらうにはどう…
12月号の結果稿がまだですけど、今年も新人賞選びますか。読み終えた詰パラは全部捨ててるので、いつもいのてつさんに作品を調べてもらってます。ありがとうございます。 2024年1月 近藤啓介+渕ノ上悠 馬鋸2回やるんだ。 再び遠ざかるのが面白いですよね。…